ブラックラブ!after and another story
第4章 想いよ、永遠となれ。~玲央ver.~
メインデッシュを一通り食べ終え(まだ残っているけど小堀さんの分として)私達はデザートを食べ始めた。
ショートケーキを口にいれたとたん、私達は微笑んだ。
玲央&「やっぱりデザート別腹!」
甘いものが好きな私達は、メインデッシュよりデザートの方がテンポよく食べれて、どんどんとなくなっていった。
「ふぅ…さすがにお腹きついてす」
玲央「結構食べた・・・わよね」
満腹感を堪能していると、玲央さんがあぁ、まだでも駄目!と立ち上がった。
「どうされました?」
玲央「私のパイ、食べてほしいの」
さっきまでの愉快な顔ではなく、真剣な顔立ちになる玲央さん。よほど自信作なのかな・・・
とか思っていると、玲央さんはホールのパイをそっと切り分け始めた。
玲央「ねぇ、」
「はい」
切り分けながら、玲央さんは話し出した。
玲央「これね、ガデット・デ・ロアというの」