第2章 イベント当日
「中々来ないから由香のテンションが落ちて来たー」
私の頬を突きながら言う美優に苦笑いして、突き返してると遠くから賑やかな声が聞こえて来た。
「あ、ねぇあれそうじゃないの?…ってあれ?由香??私も行くってー!」
美優が言う前に早足で確かめに赴いていた私に慌てて美優が駆けつけて来た。
「いやー、ここは綺麗な人が多いですねー。ね、あろま美人がいっぱい」
「きっくん、さっきからそればっか」
馬鹿馬鹿と笑いながら罵り合う姿が段々近付いて着た。
「美優…本物だ…」
夢じゃないかと美優の頬をつねると
「ちょ、いひゃい!いひゃいから!」
と怒りの言葉が帰ってきた。
夢じゃない事を確認して再度見ると、今回リポートに来てるのは…きっくんと、あろまだ。
きっくんが真面目にリポートしたり、変なコスプレしてる人を見つけて絡んだり。それを横で見ながら、実況の時より控えめなあろまさんのツッコミがとぶ。
「お、おーと!こっちはカップルで参加か?」
2人を夢を見ている様な目で見てると急にきっくんと目が合った。
め、目がーーーーーー!目が合っちゃったよー!