第2章 何故か、トリップ
愛でた
それはもう愛でた
首にピンクの蚤よけ首輪に気付かない程に。
気付いた時には、遅かった
「キャアア!!」
「ウワァアアアアア!!!!」←∑(゚Д゚)
女の子の悲鳴が近くで聞こえ、思わず叫んだ。
表情筋は死滅でもしたらしい。
ただオーバーリアクションと声だけをあげた。
女の子は猫の飼い主だろう。
リードを持っている。
猫は胡座をかいた私の足の上で呑気に寝てやがる
なぁ、猫なら驚くだろ普通。
しばらく硬直状態が続き、女の子がおもむろに携帯を取り出したので声をかけた。
通報だけは勘弁。
「あ、あぁあぁ!!待って、お願い待ってぇええ!!!!」
必死にDOGEZAした。
猫は動いたらすぐに退いて近くで寝転んでいる。
呑気すぎるわバカン!!!!