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【黒子のバスケ】君を見つけた

第2章 出会い


彼の言葉に私は少しだけ体を離すと、彼の頬に手を添え、その綺麗な紅い目を覗きこむ。



「……みっともなくないわ?……びっくりしたけど……征くんは、いつもカッコいいよ。」



にこりと笑いかけると赤司もフッと笑みを溢す。
赤司の頬を触る私の手に彼の手が重なる。




赤司「………カッコいい……か。……やはり、君は……いや、何でもない。」



赤司はそう言うと再び私を唇に自身を重ねた。

軽く触れ、離れていく彼の熱。



赤司「……ずっとこうしていたいが、戻らなくてはいけないね。………エレナ。」



「……うん!」



彼に微笑みかけると、つられて赤司も微笑んでくれた。



急げ急げと、小走りに走る私を赤司が見つめる。



赤司(……やはり、君は、俺の心を捕らえて止まないな。……恋心とは、理性ではどうにもならない代物らしい)






____更衣室へと向かう赤司と別れ、私は体育館に向かった。



そこにはすでに準備を済ませた青峰と緑間がいた。


「大輝っ!真くんっ!」


私が声をかけると青峰が駆け寄ってきた。


青峰「___エレナっ!」



次の瞬間、私は青峰の腕の中に包まれていた。



「__っふぇ?!だっ、大輝?」



ぎゅう、と抱き締められ、私は苦しくなり離そうともがくも彼はびくともしない。



「ちょ、ちょっと!大輝ってば!」



青峰「あ?何騒いでんだよ。……ただの挨拶だろ?あ、い、さ、つ。」



なおも楽しげにぎゅうぎゅうと私を抱き締める青峰だったが、緑間の長い手によって引き剥がされた。



緑間「……やめるのだよ。エレナが嫌がっているのだよ。」



緑間は眼鏡を直しながら青峰を嗜めた。

私は頬を膨らませ、青峰を睨む。



「もぅ!大輝、力強すぎだってば!」



青峰は私を見ると、にやりと笑う。
心なしかその頬は赤らんでいるように見えた。



青峰「んだその顔。メチャクチャそそるな。」



再び青峰が近づき、私の顎を掴むと自分の方を向かせた。



「……大輝?そうゆうのは、二人の時に……ね?」



私の言葉に青峰は耳まで赤くし、黙りこんでしまう。
青峰の手を退かすと私は青峰に笑顔を向けた。



青峰(くそっ……///想像しちまったじゃねぇか///ドキドキ止まんねーし!)

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