第25章 青峰VS火神
火神
「え!?賭けバスケ!?」
アレックス
「そーだ。とりあえずここの猛者共相手に1週間生き残れ」
火神
「なっ…」
アレックス
「色々教えてやるのはそれからだ。ホラ軍資金、10ドルな」
火神
「さっき1回10ドルって書いてあったんだけど!?」
アレックス
「いいか…まずは失ったもんを取り戻してこい。まあせいぜい死にもの狂いで頑張れ、ここで負けて払えませんは通らんぞ」
火神
「…!!」
「お おいアレックス!いくらなんでもキビシすぎるぜありゃあ…!それに失ったもんってのはいった…」
アレックス
「…まぁ一言で言えば…野性のカンってトコだな」
「!?いやっ…よくわかんねーけど…そうゆうのって持ってる奴は最初からあるっつーか…今更どうこうできるもんじゃねーだろ!?」
アレックス
「…そりゃあ違うぞ」
「え!?」
アレックス
「そもそも誰もが全員持って生まれて成長と共に失われていく力なんだよ。だがそれを失わずに持っている奴らがいる。そーゆー奴らも望んでそうなったワケじゃない
今のタイガを放り込んだような弱肉強食の世界を生き抜いた奴らだ。野性ってのはつまり才能じゃない、修練の先に得る力だ
五感が研ぎ澄まされたその感覚はバスケットにおいて予測などによりさらに速い反応を可能にする。ついでに言うと人より高く跳べる奴は人より早く跳ばなきゃイミがない。なぜなら最高点に達するまでにそれだけ時間がかかるからな
火神の跳躍力は野性と噛み合わさってこそ真価を発揮する…!」
以上の会話は火神がアメリカに行っている時のアレックスと、火神のことを知っている人との会話だった
結果はどうなったのかと言うと…まあ無事日本に帰ってきていることと強くなったことがヒントではないのだろうか