第17章 大丈夫
悠斗 「ふーん」
悠斗は、気のない返事を繰り返し、また、肉だらけの(というよりそれしか入ってない)お弁当にかぶりついた。
みゆき 「もう、悠斗もちゃんと考えてよ」
と、私が言うと、頬をリスみたいに頬ばらせて、悠斗はこう言った。
悠斗 「んぁー、つっても、結城先輩、ちゃんと古畑と話つけたんじゃねぇの?古畑も結城先輩も大丈夫っつったんだろ?なら、それでい−じゃん」
みゆき 「・・・うん。〜〜〜〜けど!」
わだかまりが取れない私は、また、何か言いたくて口を開く、が。
悠斗 「んま、オレらは気にしなくていんじゃね?みゆきも」
話をかいつまんでしか教えてないのに悠斗は、そう言い切った。