第26章 誰に
「すげーアホ面。」
みゆき 「!!なッッ・・・!」
急いで振り返るとそこには・・・
不満そうな顔をしたルイくんがいた。黒髪にメガネという彼は目を細め、私を見下した口調で続ける。
ルイ 「アンタって見た目通りバカそうだな」
みゆき 「!?」
ちょ・・・ほぼ初対面なのにいきなり、何なの!?
私なんかした!?
雅 「あれ?ルイは?」
カナコ 「あ、ほんとだ〜。ルイーーーー、どこ〜?」
と言うカナコと雅くんの会話のあと、『ルイ〜?』と更に名前を連呼されたルイ君は、眉を寄せ、
もっと不機嫌そうな顔になり、
ルイ 「じゃあな」
と私に言い捨て、居間へと戻った