第25章 クリスマスの相手
カナコ 「おかえり!どーだった?」
ニコニコと雅さんにくっつきながら言うカナコ。
みゆき 「え?・・・・あ、っ、寝てた・・・よ?まだちょっとお酒残ってたっぽい、どれくらい飲んだの?」
えーっとね、麦茶だと私たちも思ってたから、かなりゴクゴクいってたよね?なんかカオ赤いしテンション高いしで変だなっておもったらルイが、『あれお酒じゃないか』って私だけにこっそり耳打ちしてきたんだよ~。それで気づいたの
変に話をつくるな えーいいじゃん。ホントのことだし。
という会話が繰り出されるも私はずっとさっきのコトを考えていた。
言われてみれば、確かにそうだ。
明菜の、大すきだった、拓センパイを盗って、
しかもいろんなヒトと関係を持って、今の今まで悪びれもしなかった。明菜のため、明菜も私といつもどおりでいたいだろうって勝手に思い込んで、自分を守って、明菜と『普通』に接してた。本当は私が独りになりたくないからなのにー・・・。
ーーーーーーーーああ。私はサイテイだ。