第18章 幼馴染み
私の予想は外れた。
悠斗 「みゆき!」
と悠斗は大声で私の名前を呼んだ。
そこまで慌ててるほど私は大怪我した訳でもなくんじゃなくて、ただ単に滑り落ちて登れないってだけだったんだけど、
何をどう解釈したのか、悠斗は焦って、私のとこまで一緒に滑り落ちてきた。一緒に落ちたら意味ないのに。
悠斗 「大丈夫?」
という悠斗は王子様みたいにキラキラと輝いてー・・・・
いるわけもなく、ただただウザったいやつで、後ろに見える、桃香ちゃんの般若のような顔が怖かったことしか覚えてない。
それに、そのあと駆けつけたセンセイにこっぴどく怒られて、この思い出はどちらかというと思いだしたくないものだったけどー・・・・。
みゆき 「年を取れば変わるんだね~笑」
あれから数年たっただけで笑える思い出になってるんだから、不思議だよなぁ。笑