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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第50章 日常的ストーカー








如何にお金を使わず艶々の肌を維持するか、という
お題である。

ナナシは調査兵団の敷地内に生えていた(一見雑草に見える)
草を取り出し、説明する。

「この草はそこら辺に生えている雑草だが、
上手くすれば保湿剤にもなる。成分とか説明すると長くなるから省くが、
化粧水の作り方をこれから実践するからよく見ておいてくれ。
モブリット、ナナバ手伝ってくれ」


草から化粧水になる成分を抽出するのに、
モブリットから器材などを借りナナバには助手を頼んでいたので、
手際良く作業を行う事が出来た。



それを見ていたエルヴィンは、ふと室内にいる兵士の顔を見回す。

男性兵士の中にはリヴァイ班であるエルド、グンタ、オルオもいて、
何故ここにいるのだろうかと首を傾げた。

モブリットは器材のセッティングを終えると、
座っていた席に戻り熱心にノートに何か書き込んでいるようで、
エルド達も真剣にメモを取っているようだった。




時間を置いて少しずつ抽出された液体を助手であるナナバの手に付け、
延ばしてもらうと彼女から感嘆の声が上がった。


「凄いね、少し付けただけでこれだけ延びるんだ。
店で売っているやつと同じくらい潤いがある気がする」

「それはナナバの肌と相性が良かったのだろう。
人によっては合わない場合もあるから肌に異常を感じた場合は
絶対使わぬ方が良い」




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