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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第41章 秘密の共有と隠し事







「すまないが、ナナシと二人にしてくれないか。
話し合いたいことがある」


唐突に人払いをし始めたエルヴィンに
ハンジ達は戸惑いの表情を見せたが、
事情を追及する事無く従い部屋から出て行った。





残されたナナシは突然の事に目を白黒させ驚く。

話し合いとは何だろうか・・・?

握られた手に力が籠められ、反射的にエルヴィンの顔を見ると
目を細めて微笑している彼の顔が写った。


「ナナシ・・・そろそろ『狼』について語り合おうか」


その言葉を聞いた瞬間、ナナシに緊張が走る。

何故彼が『狼』について知っているのかとか、
本当に『狼』についての情報を持っているのか様々な疑問が駆け巡り、
昨日一晩では結論が出なかったのに今ここで切り出されるとは
思いも寄らなかったのだ。






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