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〜Mint Candy Story〜

第14章 -告白-(虹村修造)★


-ひかりside-


「はいはい‼︎
じゃ、こっちも準備始めよっか。」


練習が始まり、
マネージャー陣も
ドリンクやらタオルやら、
準備を開始した。


「あ!包帯切れてる…。」


「ん⁇じゃ、わたし取ってくるね。」


救急箱の中身をチェックしていた
後輩が言ったので、
わたしは体育館を出た。



……はぁぁぁぁ…緊張したぁぁぁ。



体育館裏の水道の所まで来て
緊張がとけたわたしは、
そのまましゃがみこんだ。


は…恥ずかしかったぁ…。
まったく…2年生は、
悪ふざけするコが多すぎる…。


虹村くんも呆れてたよね…。


わたしはまだいいとして、
結局虹村くんも
またからかわれちゃったし…。



『ひかりさん、ノセられすぎです。』


虹村くんのことばが
頭の中で反芻される。


そうだよね…
やっぱりやりすぎたかな…。
わたし、皆より先輩なんだし、
あそこまでノラなくても…。


「ひかり?なにやってんだよ?」


頭を抱えてしゃがんでいると、
突然頭をペチンと叩かれた。


「平澤くん⁈どぉしたの⁇」


「どぉしたのって
お前らが呼び出したんだろ?」


「あ…うん。そうだけど。」


この時期、3年生は受験だから、
ほとんど来てないけど、
息抜きになれば…って、
マネージャー陣から3年生の分も
クッキーを用意していた。



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