第5章 止められない想い。【裏要素あり】
浴室の中へと連れてこられた私は壁側を向き、縮こまっていた。
う~///恥ずかしいよぉ///
ってゆうか、こんなにお風呂場って明るかったっけ?!
悠「……あの…すいません。花音さん?それじゃ、洗えないんですが…」
悠の声に私の体はビクリと反応する。
私は後ろを向いたまま答える。
「さ、先、悠洗っていいよ!」
悠「……わかった。じゃ先、洗うわ。」
浴室内に悠がシャワーを浴びる音が響き、私はそれを背中越しに聞きながら鼓動が速まるのを感じる。
悠の裸………
シャワーで濡れて…セクシーなんだろうな……
想像するだけで体が熱くなってしまう。
私は誘惑に負け、少しだけ後ろを振り返り彼を見た。
ーーーうわぁ……綺麗な体………
シャワーを浴びる悠の体はほどよく引き締まり、細いながらもしっかりと筋肉がついていた。
その筋肉の凹凸にシャワーのお湯が流れて反射する様子が、やけに扇情的で私は見とれてしまった。
悠「……見たいならもっと近くで見たら?」
悠の声にハッとし、顔をあげると口許に笑みを浮かべる悠と目があってしまった。
彼のさらっとした黒髪は濡れ、いつもと雰囲気の異なるその顔に胸が跳ね上がる。
「ーーーーっ////?!ご、ごめんなさい!!」
慌てて壁側に向き直ると背中から悠が抱き締めてきた。
ーーーーーー!?
肌が、くっついて………なんか………変な気持ちになってきちゃうよ…っ
悠「さっきの顔……俺の体見て……欲情してたんだ…?」
耳を舌でなぞられながら恥ずかしい言葉を言われ、私の心臓は壊れそうなぐらい激しく鼓動を打っていた。
「あっ…ん…ちが……」
耳から首筋へと悠の舌が伝っていき、体がびくびくと反応してしまう。
悠「…うそつき。……違く、ないだろ?」
悠はチュッというリッブ音と共に肩にキスを落とした。
音が浴室内に響き、私は体の芯がジンジンと熱を帯びるのを感じた。
「……ん。ち、違く…ない。」