第4章 それぞれの独占欲。
ーーーゆりさんっ!?
突然のことに私たちは固まってしまう。
悠「……しーっ静かに。」
悠は口の前で人差し指をたてた。
悠「…いるけど…何?まだ、着替えてんだけど。」
「ーーーっ?!」
悠の反対の指は私の硬くなった敏感なトコロをグリグリと擦った。
再び襲いかかる強く甘い刺激に私は声を抑えるのが必死だった。
ゆり「あっ…ごめんねっ?悠さん、忘れ物してたから…着替え終わるまで、待ってるね♡」
「~っふっんっはぁっ」
口を押さえる手から荒い息が漏れてしまう。
悠「…わかった。ちょっと待ってて。」
その言葉とは裏腹に悠は私の敏感なところを弄るのをやめようとしない。
それどころか、被りを剥かれ、むき出しになった尖りを摘まむようにして刺激し続けた。
ーーードアの外にゆりさんがいるのに……
ああっーもぅっだめぇっっ!!
ビクリと弓なりになる私を悠は優しく抱き締めた。
悠「……ごめん。海斗に嫉妬した……。花音を誰にも渡したくなくて…。」
私を抱きしめたまま、弱々しく小さな声で話す悠に思わず胸がキュンと締め付けられる。
私は頷き、抱きしめる彼の手に私の手を重ねた。
悠「花音……好きだ。めちゃくちゃ好き。」
ーーーーーっ//////!!
悠の言葉に私の全身は震え、胸が熱くなった。
大好きな人に、"好き"と言ってもらえることで、こんなにも幸せになれるなんて………
悠「…このままこうしてたいけど、ちょっと待ってて?すぐ戻るから。」
私は頷き、悠を見送る。
一人更衣室に残され、私は高鳴る胸を押さえた。
ーー私も… 悠が好き。…大好き。
溢れる想いを抱きしめながら彼の帰りを待っていた。