第3章 繋がる幸せ。
シャワーを済ませ、急いで着替えとメイクを済ませた。
まだ6:40ーーー
これから朝ごはん作っても時間に余裕あるよね!
悠さん喜んでくれるかな……///
ーーーーーー
朝ごはんのお味噌汁を作っていたら、悠さんが起きてきた。
悠「おはよ。花音。ーー何?もしかして朝飯作ってくれてるの?」
寝起きの悠さんはどこか気だるげでそれがまたセクシーな印象を与えた。
寝起きの悠さんもカッコイイ………///
キュンときたわ……///
私は顔に熱が集まるのを感じた。
「悠さんっ!おはようございますっ起こしちゃいました??」
私の返答に悠さんは表情を曇らせてしまう。
「も、もしかして朝ごはん食べない派でした?!すみません!勝手なことして……」
私が慌てていると、悠さんが近づいてきた。
そして次の瞬間、私は再び悠さんの腕のなかに収まっていた。
「ーーーー!?悠さんっ?」
悠「………名前。戻ってんだけど。」
ーーーー名前?
考えてハッとする。
そうだ、呼び捨てにする約束してたんだった!
「あっ、えっと…悠?」
まだ怒っているかと思い、ちらりと悠の顔を覗きこむと視線があってしまった。
すると、悠は柔らかく微笑むと私のおでこにキスをした。
悠「……よくできました。あと、朝飯スゲー嬉しいよ。疲れてんのにありがとうな?」
悠は優しく私の頭を撫でてくれた。
その手があまりにも心地よくていつまでもこうしていたい気持ちになってしまう。
あ、味噌汁途中だった………
うぅ~悠のうでの中から離れるのが名残惜しいよぅ……
悠「悪い、途中だったね?」
私を抱き締めていた腕から解放され、寂しさを覚える。
その気持ちが悟られないよう再び味噌汁と向き合い始めると、背中に熱を感じた。
「?!」
振り替えるとすぐ横に悠の綺麗な整った顔があり、私の心臓は跳ね上がった。