第47章 恋の始まり〈天童覚〉

＊朱鳥

昔から私は

周囲と馴染めないでいた。



言葉数が少なく、
黒い髪に、
白すぎる肌。

存在感もあるのか無いのかわからないぐらいで、



まるで
座敷わらしの様。

そう言われたことがあった。




だからなのか
暗いイージのある私とは正反対の彼に引かれてしまったのは……。