第32章 俺のものだから〈黒尾鉄朗〉
ク「じゃあ……そんな素直な朱鳥ちゃんにはご褒美あげなきゃな。」
そしたらクロが私を抱き寄せ
顔が近づく。
キスされると思って私は片手でクロの口元を押さえる。
「…ちょ…ヤダ……こんなとこで……!」
ク「べつに誰もいねーだろ?」
「そうだけど………。
ねぇ……さっき
『俺のもんに手出すな』っていったじゃん?
ならその彼女の私が嫌がることしていいの?」
ク「あ?俺のもんだから他人が手出すのは許せねーけど俺のもんに何しようが俺の自由だ。」
「…ホントドS…。」
ク「ドSで結構。」
ニッと笑ったて押さえてた私の手を掴んで口元から離すと深いキスをして舌を絡めてきた。
しかも角度を変えて何度も。
「ん…んぅっ………。」
静かな美術室にリップ音が響きわたる。
次第に苦しくなって
「…ちょ…………クロ…もういいでしょ?」
少し口が離れたときを狙って言うと。
ク「…じゃ…続きは俺んちでする?」
ニヤッと笑って言った。
「…ホント…バカっ!!!」
ー俺のもんにだからー
END