第1章 再会
するとまた人にぶつかった。
「いてて、まただ・・・。」
「いててて、ごめん、ってあれ君はあの時・・・
怪我してなかった?俺あの時凄く急いでたから」
「大丈夫です。尻もちをついただけなので。
あ、少しお話したいんですが、いいですか?」
「え、うん。いいよ!じゃあ、第2体育館の方に行こう。」
少し強引だったかな。少し引かれた気がする。
でもまたぶつかったお陰で話す機会を得られられた。
―菅原side―
入学式次の日のSHRが終わったあと、近くの席のやつから別のクラスの女子が訪ねてきた、と聞いた。
多分昨日のぶつかったことでなにか用事があったんだと思う。まさか、骨折しちゃっとか