
(…ああ……本当に…。もう男の人だ。)
その顔は、知っている親戚の子供では無くて、男の顔をしていた。
勝己
仁美。
名前を呼んで、やはりキスを繰り返す。
体は熱いのに、必死で縋るように背中を掴んだ。
こんなキスを勝己としたのは初めてだ。
…勝己…体が熱くておかしくなりそう…。
勝己
……そーかよ……。
勝己
俺はずっとこんな感じだった。
変な個性事故に合わなくたって。
仁美と会った時はいつもこんな情欲に駆られていた。
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