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ふぁに⭐ふぁみ 【気象系BL】



281

雅紀

え?…じゃあ、バアチャはそれからずっと帰ってきてないの?

282

ああ…。

あの日は土曜日で…おでは仕事が休みだった。
昼近くに起きて…

あいつを見送ってそれから飯食おうと…寝間着のまんま居間に行った。

283

居間から見える小さな庭に目を向ける智お爺ちゃん。

その視線の先には、ゆったりと風になびいて洗濯物が揺れていた。

284

和也

……。

285

雅紀

それでそれで?

286

卓袱台の上には食卓傘が被さった食事が用意されてた。

その隣に…茶封筒があって…その上に……指輪が置かれてた。

287

雅紀

うそっ?!
それって、、

288

和也

え?

289

智お爺ちゃんは目を細めて、ずずっと湯呑みのお茶を啜った。

290

雅紀

それで?
封筒の中には何が入ってたの?

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