作者プロフィール
日記
リアル日常152(金カム)

旦那→尾形
 弟→夏太郎
 腐男子→江渡貝くん

それはまだ尾形に出会う前の話し。

夏太郎「姉貴って、アキバのこと全然知らないのな」

江渡貝くんとのオタ活エピソードを話したら、
弟に呆れた様に言われた。

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その日はいつもの様に2人でオタ活をしていて、
ホクホクした気持ちで店の階段を降りていた。

江渡貝「そろそろ静かな場所で休憩しようか」

私「そだね〜」

誤解を招きそうだから補足しておくと、
オタク全開マシンガントークをしたい時の江渡貝くんは、
ひっそりとしたナニコレコンナトコロニ喫茶店。
的なのが好きなのである。

そして階段を降りていく途中に、
ひっそりと可愛いドアがあり、
小さく看板が出ていた。

江渡貝「何、ここ…喫茶店…?」

江渡貝君のツボに入ったらしく、
興奮し始めた声だった。

私「へぇ、こんなところに?」

看板には、ランチメニューが書かれている。

江渡貝「わし*こさん、ここにしよ」

私「うん、そうだね…」

メニューを見ると、

キラキラナポリタン

ん?

ラブリーオムレツ

…ん???

上に小さく看板名が書いてある。

萌えメイド喫茶店チャチャ…!!!

私「ちょっと待って江渡貝!!」

ドアノブに手をかけていた江渡貝君の手を
反射的に掴む。
江渡貝君の手に自分から触ったなんて初めてだぞ!!

※店は架空名です。

江渡貝「っ??」

ビックリして振り返る江渡貝くん。

私「ここ!メイド喫茶!!」

江渡貝「wwww」

健全メイド喫茶目的で行くなら全然良い。
けど今普通のテンション、
なんならちょっと疲れたローテーション。
ましてオタトークしたいところに
お帰りなさいご主人様はクるから。
江渡貝が入ったら悪役令嬢みたいな
高笑いが止まらなくなっちゃうから。

江渡貝「ヒャハハハ!www」

あぁほらこんな感じて。

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私「っていう感じでね、
  隠れたようにあったから間違えちゃったんだよ」

夏太郎「それを知ってこそのアキバだろ。
    そういう隠し扉なんかいくらでもあるぞ」

私「いくらでも?!」

夏太郎「そ。観光客や爆買い、転売ヤー対策で隠してんの。」

私「例えば?」

夏太郎「表向きは家電屋でごった返してるけど、ポカっと真ん中にある、何も看板の出てない、スタッフしか入れない様な螺旋階段を降りてくと、大手同人グッズの極小店があったり」

私「え?そんな堂々と?」

夏太郎「表側が賑わってて、
    あそこに階段があることすら
    ほとんどの人は気づかねぇし、
    下の階の様子がわからないから
    初見で降りてく奴は少ねぇ」

私「えっ!行きたい行きたい!」

夏太郎「今度な。」

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と、いうことで、
隠し通路を案内してもらえることになった私。
勿論隠れ家なので全部は案内してもらえなかったんだけど、
ざっくりどんな感じであるかは教えてもらった。

表向き店の奥に小さい非常出口があって、
その奥の通路を行った先にある店とか。
18禁の店を表側に出して子供を追い出し、
奥の暖簾くぐった先に
18禁でも何でもない本当の店の商品置いてるとか。
非常階段からしか行けない店とか。
普通のマンションの一室が実は店とか。

もう覚えきれないくらい、
色々教えてくれたけど、
そういう店があるってだけで
オラ、ワクワクすっぞぉ!

私「わー!何あれ何あれ!」

人混みが凄い➕夏太郎歩くの早い➕見たいけど逸れそう

ということで、
私はアキバで弟の腕を掴みながらキョロキョロ店を見ていた。

私「あんたが歩くの速くて
  ベルトコンベアーみたい」

夏太郎「犬の散歩だろ…」

歩くたび、弟の携帯に着信が入った。

夏太郎「…はぁ、さっきから
    色んな人から同じ内容の
    メッセ来るんだけど…」

私「は?」

夏太郎は読み上げる。

夏太郎「リア充が。リア充は爆破しろ、
    彼女?、隣にいるの誰?…などなど」

私「アキバにどんだけ知り合いいるのよ?!」

今練り歩いてすれ違った人達ですか?!

夏太郎「いや、ただの姉貴、ってそれぞれ返したら、
    これが?、アレが?
    え、年上だと…?
    姉貴に見えない…とかってくる」

私「どういうことだってばよ…」

夏太郎「ガキンチョに見えるんじゃね?」

私「るせー!」

まじでアキバ分かんない。
何度行ってもな。

弟の都市伝説はまた書くかもだが、
伝説級なので身バレするかもしれないが書きたいんだ(笑)

[関連ジャンル] 二次元  [作成日] 2025-12-11 00:19:21

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