第8章 すれ違う2人
その日の夜、仕事が全部終わり勇斗君との約束のディナーに来てた。
でも、太智君を諦めようと決意したハズなのに何故かモヤモヤして太智君の事が気になってディナーを楽しむ余裕なんてなかった。
太智君とは、あれから仕事の言葉を2〜3語交わしただけだった。
勇斗君「 ちゃん?どうしたの?何か元気ないけど何かあった?」
「えっ?あっ、べ!別に何もないよ?元気だよ?」
勇斗君「顔が引きつってる(汗)」
「・・・」
勇斗君「また太智と何かあった?」
「えっ?」
勇斗君「今日、太智の ちゃんに対する態度で、また何かあったなって、すぐ分かったよ?」
「そっか・・・ダメだね、私。マネージャー失格。ごめんね、せっかくのディナーなのに」
勇斗君「いや、それは良いんだけどさ・・・大丈夫?」
「うん・・・」
勇斗君にまた心配かけてしまったなぁ。
勇斗君「大丈夫って顔じゃないけどな?」
「えっ?」
勇斗君「 ちゃん、今日、全然笑ってないの気付いてる?」
えっ?私、今日、笑ってなかったの?
「そ、そんな事ないよ?」
笑おうとするが上手く笑えない。
私、どうしちゃったの?(汗)
勇斗君「・・・今日、俺と居てもずっと太ちゃんの事、考えてるんじゃない?」
「えっ?(ドキン)・・そんな事は・・・」
勇斗君にそんな顔させるつもりじゃなかったのに、私、最低だ。
もう太智君の事は吹っ切らなきゃ。
諦めるって決めたんだから。