第41章 死縄(しじょう)
5分くらいそうしていたでしょうか。伯父の動きは徐々に小さくなり、やがて大人しくなりました。
「迷って出るんやない。この穀潰しが!」
額に浮かぶ汗を拭うと、息を切らして祖父は私に向き直りました。
「ええか、死人返りは縁起が悪いこっちゃ。このことは村の他のもんにはくれぐれも言うんじゃないぞ。」
それで、もう部屋に戻ってええ、というので、私は自分の部屋に飛んで帰り、先程の光景を思い出して布団の中で怖くて震えていました。
その後、伯父の葬儀は普通に行われました。
私の知る限り、あの出来事の他に変わったことはありませんでした。