第13章 りおんとトリトとマヨリ、親子のひと時
Sideりおん
お風呂の後と就寝時間の間のフリータイム。
ボクは父さんと母さんと寝室でのんびりしていた。
りおん「えへへ♪温かい♪」
トリト「あはは!」
マヨリ「全く、いくつになっても甘えん坊だの。」(微笑み)
りおん「良いじゃん、たまには。」
マヨリ「ふふっ。」
りおん「…時々思うんだ。もし、オレカを始めてなかったら…父さんと母さんとも、みんなとも出会えて無くて…今のボクは此処にはいない。そんな事を思ったら、少し怖いな。」
そう。今のボクが此処にいるのは、あの日、父さんと母さんとクルミが助けてくれたから。もしもオレカを始めていなかったら…ボクは生きてはいない。
トリト「そうだね…だけど、りおんと出会えて…他のみんなとも出会えて本当に良かったと思ってる。」
マヨリ「そうだの。皆と共に過ごし、時にはぶつかり合いながらも、楽しく暮らせて…本当に良かったと思っておる。全てはあの日…りおんと出会えたからだ。」
トリト「りおんとは、まだまだやりたい事や行きたいところもたくさん有るから…今も一緒にいられるの凄く嬉しいから、"出会えなかったら"は考えたくないなぁ。」
マヨリ「その通りだ。」
りおん「…そうだね。ごめん。」
トリト「大丈夫だよ…。」
そう言って、父さんはボクの頬を撫でる。その感覚はとても温かくて、心地良くて…少し眠くなる。
マヨリ「眠いか?」
りおん「…うん。」
トリト「そうだね。明日も早いし。」
りおん「…うん。」
ボクは母さんの胸に倒れ込む。柔らかくて温かくて…余計に眠くなる。
マヨリ「ふふっ…。」
トリト(微笑み)
そのまま、父さんと母さんに抱きしめられる。優しくて温かくて…心地良くて…微睡みが深くなる。
トリト&マヨリ「おやすみ、りおん。」
りおん「おやすみ…。」
その言葉を最後に、ボクは深い眠りに落ちた。