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淫夢売ります

第42章   開く扉


「いや・・・だよ・・・やっと、やっとわかってくれる人に会えたのに・・・
 ダメだよ・・・必要だよ・・・いなくならないでよ・・・」

ユミは首を振った。

「大丈夫だよ・・・裕美・・・自分の気持ち、ちゃんと思い出したあなたなら、
 素敵な・・・素敵な・・・生涯を添い遂げるパートナーに巡り会えるから・・・
 私、知ってるんだから。あなたがすっごい・・・すっごい素敵な人だって。
 だから・・・」

ユミの身体が透けていき、闇に溶けていく。

「見てるから・・・ちゃんと、ここに・・・いるから・・・」
ほとんど見えなくなった手で、とん、と私の胸に手のひらを当てる。

「泣かないで・・・裕美・・・笑って・・・」
そう言ったユミは、泣き笑いのまま、闇に消えていった。
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