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天狐あやかし秘譚

第121章 一気呵成(いっきかせい)


☆☆☆
「綾音様!・・・約束にございます!!」

綿貫亭に帰ってきたのが深夜0時、それから母を風呂に入れ、やっと寝かせることができた。

はあ・・・やれやれ、と思ったとき、それまで姿を隠していた佐那姫(成人体)が現れ、ニコニコと私に言ってきたセリフがこれだった。

や・・・約束・・・

ずいっと、彼女が期待に目をキラキラさせながら、私に顔を近づけてくる。その表情には一切の邪気がなく、純粋にこれから起こることを楽しみにしている、そんな感じであった。

その純粋さが却って私をドギマギさせてしまう。

そう、約束である。
「あ・・・あ、約束・・・そうね・・・はははは」

私は契った、契ましたとも。

『ダリと三人で愛し合おう』

つまり、ダリとこの巨乳娘の佐那姫と・・・三人で・・・エッチするって・・・

呪力で結ばれた契は『絶対』だ。
今更、「なしよ」などとはできない。
それは一種の代償を伴うからこそ、爆発的な力の源になりうるのである。

それは・・・理解している。

「綾音様!!早く!早くまぐわいましょう!!!」

ええい!わかったわよ!

私の顔はこの上なく真っ赤っ赤だったに違いない。
私の夜は・・・まだまだ終わってなどいなかったのである。
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