第18章 『HOTEL .A』 ~なゆたサンドレシピその①~
『ん?なゆ…お前、
翔に頭乾かして貰ってんの?』
サウナで整った光が
すっきりした顔をして
バスルームの方から出て来て。
洗面所に居た私と翔を見て
俺も俺もって言うから。
なぜか…私が光の髪の毛に
ドライヤーを掛けて乾かしてあげて。
『あ、そうだ…翔、なゆ。
俺、明日の朝から部活あるからさ。
間に合うように…俺だけ
明日の朝は早く出るから。
お前等は部屋12時まで使えっから、
適当にゆっくりして帰れよ。
俺が部活終わる時間に
あっち戻って飯だけすぐに
食える感じにしてくれたらいいから』
そうだ…そう言えば…光は
明日も部活の練習があるって言ってたっけ。
その後は…3人で…仲良く並んで
洗面所で歯磨きをして。
大きなベッドで…川の字になって
3人で手を繋いで…おやすみなさいをした。
…3人で…えっちして…、
私は沢山イってイってしてたから。
おやすみなさいをした後は…、
…もう…1分もしない内に…
私は…眠ってしまったみたいだった。
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『……はよ、きて…な…ゆ…』
誰だろう…?呼んでる?
この声…知ってる…ママじゃない…。
深い海の底…から…意識が
一気に浮かび上がって来て。
がばっと…私はベッドから体を起こした。
見慣れない部屋の…景色に
一瞬ここが家の自分の部屋じゃないって
思って…それから….Aって名前の
ラブホテルにお泊りしたんだって思い出した。
『なゆた、起きた?おはよう。
お腹空いたから朝ごはん…
頼もうと思うんだけど…、
なゆたは…朝ごはん何にする??』
そう言えば…宿泊すると基本の
和風か洋風の朝食が
無料のサービスでついて来るけど
メンバーだったら…メンバー限定の
モーニングのメニューも頼めるとか
そんな事を…聞いたような気がする。
何がいい?って言って
翔がテレビにモーニングの
メニューを出して見せてくれて。
おにぎりの朝ごはんとか…、
卵かけご飯セットとか…。
サンドイッチのセットとか
パンケーキのセットとかあったり。
翔はおにぎりと漬物と
卵焼きとお味噌汁のセット、
私はパンケーキとサラダと
コンソメスープのセットにして。