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メンヘラヤンデレ彼氏からの溺愛調教

第5章 堕ちる




「なんだおまえ先帰ったくせしてずいぶん寝起きわりーな」
「…………」


寝れるわけなくね。
あんな拷問。
なんの修行だよ。


「安角さんはずいぶん早起きっスね、やっぱ歳取ると朝早く起きる感じ?」
「飯抜きな、おまえ」
「…………冗談です」



いやまぁ。
ゆーて食欲ないんですけども。




「…………莉央ちゃんは?まだ寝てる?」
「いやなんか二日酔いとかって、電車だるいから悠介に車出してもらうってさっき」
「は?」
「あ、おい雅飯っ」




悠介に車?
ふざけんなよ。
なんで俺に言わねーんだよくそっ!!
俺以外の男と密室空間に2人とか。
まじありえねぇから。




全速力で走れば。
視界の先に莉央ちゃんを捉えて。




「————りおっ」






車に乗る直前、莉央ちゃんの腕を掴んだ。





「え、やな…………」
「ぅおっ、ぇ、み、雅さんっ?ぇ、今どっから」
「悠介!!」
「ッはいっっ」
「俺今日昼から合流すっから。伝言しといて」
「え、と、ぁ、はい、え?」
「莉央ちゃん返して」




ぐい、て。
莉央ちゃんを引っ張るけど、俯くだけの莉央ちゃんの足は全然動かなくて。
「…………仕方ないな」

「え、わっ!!嘘やな、せッッ」



肩へと莉央ちゃんを担いで。
玄関を、くぐった。



「ちょ、っと柳瀬っ、傷、肋骨響くから!!」


「…………」


どーでもいい。
実際今痛みなんて感じない。



「なん…………、お嬢!?、と、雅?どーしたおまえ顔こえーよ」
「『お嬢』と話あるから。しばらく近付かないでもらえます?」
「お、おお、わかった」
「ちょっと柳瀬っ!降ろしてっ、とにかくこっから降ろして」



降ろすわけねーじゃん。
したらまた逃げるくせに。
ぶざけんな。
今日はもうこのままぜってぇ逃さねぇから。



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