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【R18】俺のヒーローはαでした

第5章 互いが住む世界


千明side

「ふぅ」

お風呂から上がり洗面台をふと見る。
首元にキスマークがいくつも付いていた。
付けられた記憶がない。
佐野は意外と独占欲が強いのか。
付き合ってもさっぱりしてそうなイメージだった。
でも確かに優さんの写真をずっと飾って手を合わせたり、話しかけたりしてるのを見る。
顔に出さないだけで凄く大事にするタイプなんだろう。
改めて本当に俺でいいのか不安になってきた。

首元のネックレスに視線が止まる。
いい加減これも手放そう。
俺にはもう必要ない。
そう思いリング付きのネックレスを外した。
今までの思い出を潰すかのようにネックレスを右手で握りしめる。

「千明、上がったか?」

「うわっ……びっ…くりした……」

後ろから抱きしめられる。
鏡に映る俺たちを見て体格の差を感じる。
ちゃんと鍛えているのがわかる。
身長も高い、筋肉もある。
それに比べて俺は筋肉もないし、背も高くは無い。

「少し鍛えようかな。」

「どうしたんだ急に。」

「いや、あまりにスタイルが悪すぎて……優さん、写真で見た感じだとすげぇスタイル良さそうだったから。」

顔も小さくて、身長も俺よりは高いだろうな。
服の上からでもわかるくらい体のラインが綺麗だった。

「別にそのままでいい。優と比べたりもしねぇし。今の千明が好きだ。」

「えーでもやっぱ佐野と並ぶの恥ずかしいわ。」

さっきは初めての行為後で緊張してたけど、普通に話せている。
嬉しい。
背中から佐野の体温を感じる。

「ネックレス、外したのか。」

「あぁ、もういらないしなって。馬鹿みたいだったわ俺。ずっとこれ付けててさ。」

「……そうか。お前がしたいようにしたらいい。」

「うん。」
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