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ハリー・ポッターと贖罪の代行者

第23章 【二人合わせ】


「えっと……クリス?できれば私達にも分かる様に説明してくれる?」

 ハーマイオニーはクリスのあまりのテンションの上がりっぷりに内心かなり引いていたが、我を忘れかけている親友を少しでもなだめようと声をかけた。
 するとクリスは目をキラキラさせながら説明した。

「このライターは、魔法界にもマグル界にも自然界にも、隔たり無く存在しているんだ!例えば杖明かりとマグル界の電灯が、完全に別の力を源として存在しているのかは分かるな?そしてさらに自然界に存在する太陽なども。ダンブルドアはそれら全てを『光』として一括に変換し、自由に出し入れできるようにしたんだ!!」
「そ、それがそんなに凄い事なの?」
「それじゃあ、ロン。マグルの街灯を魔法で消してくれ」
「そんなこと出来ないよ!」
「つまりはそういう事だ」

 クリスがそういうと、ハーマイオニーが「なるほど」と納得がいったよう手と叩いた。
 ドラコは言っている意味は理解しているが、どうもクリスのテンションの高さに付いてついていけない様子だ。それに比べて、ロンは全くちんぷんかんぷんといった様子だった。

「そんなことより、バジリスクの牙を手に入れにいこうよ!」
「おっと、そうだったな……。開け、秘密の扉よ」

 クリスが呪文を唱えると、赤い瞳の大蛇と緑色の瞳を持つ大蛇が合わさった扉が音を立てて開かれた。
 部屋の内部には大きなバジリスクの腐った死骸が堂々と転がっており、ロンとドラコはローブで口元を抑えながら死骸に近づいた。

「うぇ、ひどい臭いだ」
「それにしても巨大な死骸だな……クリス、君はこんなものを相手に戦ったのかい?」
「ああ、ハリーと一緒にな」

 クリスが隠さずそう言うと、ドラコが小さく「チッ」と舌打ちをした。どうやらロンとハーマイオニーとは多少打ち解けたみたいだが、ハリーは未だに目の上のたんこぶといったようだ。

「とにかく早く牙を抜こう。2人は下がってて」

 危険な仕事は男の仕事だとばかりに、珍しくロンが気を利かせてクリスとハーマイオニーを死骸から遠ざけた。
 そしてロンとドラコは立派なバジリスクの牙を掴み、力を合わせて牙を抜いた。
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