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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第26章 事変








23:16、道玄坂小路。
帳の中に入ってすぐに私の目の前にツギハギの男が現れた。
虎杖や馨、七海さんから聞かされた特級呪霊のうちの一人の特徴。
まんまじゃないか。

「オマエか。ウチのバカ共にちょっかい出したっていう特級呪霊は」
「!参ったなぁ。俺って有名人?」
「あぁ。尻尾巻いて逃げたってな」

ケラケラと笑っていたツギハギの男は、私の煽りが癪に障ったのか、その笑みを消した。
すぐに挑発に乗る当たり煽り耐性ゼロか。
確か人間の負の感情から生まれた呪霊だっけ。
そりゃ、煽り耐性があるわけねえか。

金槌と釘を手にして、戦闘態勢へと入る。

確かコイツの術式は魂うんぬんって話と、手に触れるなって話だった。
いいところなしで終われるわけもないから、せめて逃げ虫くらいは祓っておかないと。
だけど相手は特級。
普通に戦ってもこちらの負けは確実。
なら、どうする。
考えろ。
特級に、アイツに、有効的な攻撃を。

―――あぁ、あるじゃん。
思い出せ。
あの時掴んだ、呪力の核心を。

3本の釘をツギハギの後ろにあった店の軒下へと打ち込む。

「ノーコン……」

そう呟くツギハギの頭上に、看板が落ちてくる。
打ち込んだ釘で看板を支えていた支柱をぶっ壊したんだよ。
ツギハギの視界を塞ぎ、看板ごと蹴り上げ釘を打ち込む。

「"簪"」

釘に呪力を流し込めば私の呪力で釘は弾ける。
コイツの両手を警戒していれば、いくらでもやりようはある。
なにより、私のもう一つの術式はきっとこいつに通用するはずだ。
コイツが油断をしまくっている時がチャンス。





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