第2章 ☪︎○○しないと出られない部屋 in赤葦京治
……いやいやいや。何の冗談だ。
そう思って、赤葦の方を見ると、赤葦も訳が分からないという顔をしていた。そりゃあそうだ。何が良くてこんな所でそんな事をしなきゃいけねぇんだ。
「ざけんなっ!!誰がそんな事するかよ!?良いから出せや!このくそ変態誘拐犯!」
モニターに向けて叫んだ刹那。天井から何かが飛んできて、肩にチクッとした痛みが走った。反射的に引き抜いたそれは、細長いプラスチック容器に針を付けた物で、恐らく中に何かしら液体が入っていた。
赤葦の顔色が一気に変わる。らしくなく、焦った様子で「毒薬とかじゃないですよね!?」と声を荒げた。
「あんな訳分からん事させようとして、毒って事は……っ!」
赤葦「獅音…さん?」
体が急に熱くなって、鼓動が早まる。まさかとは思っていたけど、これは媚薬だ。多分、反抗的な態度を見せたからか。これが、高校生相手にする事かよ。
息が荒くなって、否が応にもソコに熱が集まって硬くなる。それを見て全てを察した赤葦は、一度大きく深呼吸をしてから、力の入らないオレの体を押し倒した。
「おい…何考えてんだ……ど阿呆」
赤葦「そこまでやられたら、やってみる価値はあると思いますけど。それに、どのみちこのままじゃ辛いでしょ?」
スーッと撫でられ、自分でもびっくりするくらい体が跳ねた。あんな得体の知れない奴の言いなりになりたくないと思う反面、する相手は自分の恋人だから良いかとも思ってる。
「は、っ……ばか…言うな……っ…」
赤葦「抵抗する力があるなら、存分に抵抗して下さい。それまでは好きにさせて貰いますから」
京治の目の奥はもう燃えていて、オレが本気で殴ったりでもしない限り止まらないのが分かる。今までそうだったから。