合同リレー作品集【鬼滅・呪術・ヒロアカ・WB 他】
第5章 お題小説 花モチーフの歌 + α
「なぁ、これから俺とやっていけるか?」
なんて、あなたが唐突に言う。
言わなくても私の答えなんて分かっているでしょうに。
「『俺と』じゃなくて、『俺達と』……でしょう?」
質問の答えも言わずに私がちょっとはぐらかす。
あなたには、三人の愛する奥さんがいるから。
「そうだな。でもあいつ等もお前には懐いてるし大丈夫じゃねぇか?つうかお前が俺らの中で一番年上になるわけだが……気にしねぇの?」
一番年上?ああ、あなたよりも……そうだったわね。
なんだか、みんなのお姉さんみたいで、いいじゃない。気にした事もないわ。
「皆さん歳の割にしっかりしておられます。なんなら私が年下に見えるくらいです」
「あっそぉ。なら別にいいけどよ」
そう言ってあなたはいつものように私の頭にぽんと大きな手を乗せるの。
ほら、やっぱり私が年下に見えるわ。
「……浮気、すんなよ」
あら、突然何を言い出すかと思えば。
私って、そんなに信用ないかしら?
「お前は自分じゃ気付かねぇかもしんねぇが、器量がいい。お前と歩いてる時、すれ違った男が必ず振り向くんだぜ?引く手数多なんだよ、お前は」
もう……その言葉、そのままそっくりお返しするわ。
あなたと並んで歩いてると、女の子の視線が痛い程私にまで刺さるもの。
お気づきじゃないのかしら?
「……男のひとはあなた以外、興味ありませんから」
私がそう言うと、あなたは心底愛おしそうにその目を細めて私を見るの。
その目が、本当に好き。