第2章 入…部?
「こ、こんちゃー」
半ば強引に入場させられ、部員たちが一斉にこちらに視線を向ける。
「あ、鈴!!」
「ぷっ」
目が合った瞬間に吹き出す蛍。
くっそ、おぼえてろよ…。
「月島と山口も知り合いなのか?」
「え、あ、まぁ・・・。2人とは幼馴染でして」
「"も"?」
蛍が何か呟いてピクリと動くいたような気がした。
「あー。あたしバレー部志望の日向って人とちょっと仲良くなったんだよね。同じクラスで」
「ふーん」
面識がないのか誰だそれみたいな顔してる蛍。
「マネージャー志望みたいだから、自己紹介してもらおうかな」
「あ、はい!1年1組永瀬鈴です!こう見えても女子です!よろしくお願いします!」
何やかんや聞かれる前に性別とセットで自己紹介。
くっ、あたしにもっと胸があればこんな説明・・・。
「ぶはっ!!!女子かよ!おもしれぇなお前!俺は田中龍之介。2年だ!龍先輩と呼べ!!!」
ガラと目つきが悪い坊主の人は龍先輩と言うらしい。
「はい!龍先輩♡」
「ぐはぁ!!!後輩女子からの先輩呼び…ッ!!!!」
ふざけたぶりっこポーズでそう呼べば何か天に召されて行った龍先輩。
先輩呼びにめちゃくちゃ憧れてたんだなぁ。
「田中ー、貴重なマネージャー候補に変なことさせるなよー。悪いね、俺は菅原孝支。3年生だよ、よろしくね」
おお、おかんだ。
これは完全に部活のおかん。
私のカンがそう言ってる。
「よろしくお願いします、菅原先輩!」
「俺は縁下力、2年だ、よろしく」
「同じく2年、木下久志」
「成田一仁、俺も2年!」
「はい!よろしくお願いします!」
「入りまーす」
それぞれ挨拶していると新しい声。
なんか素敵な声だなぁ。
「おお清水、マネージャー志望の後輩が来てるぞ」
振り返ると美女!!!!これはすごい美女!
メガネ取ったらさらにっぽいけどもはやメガネも美女の要素になってそう。
「あ、永瀬鈴です!よろしくお願いします!」
「清水潔子です。よろしくね、えと・・・永瀬ちゃん」
「っ…!」
「?」
美女の笑顔つよ!!!
マイナスイオンすら出てる気がする…。