第8章 おや?◯◯の様子が・・・?
「「はぁ、はぁ、はぁ・・・オェッ」」
「ちょっと、大丈夫?どしたの」
走りすぎて目の前でバテる2人を見下ろす。
「ば、バレー部…っ、女子バレー部に行くのか!?!?」
「ま、マネージャー…っやめんのか…?」
また訳のわからない聞き間違いをしている様子の2人。
もうマネージャー辞めてほしいくらいの勢いで聞き間違えてない?
「2人はあたしにマネージャーを辞めて欲しいの?」
「「そんな訳ない!!!」」
「い、息ピッタリだね」
「辞めてほしくないから、なんか手伝って負担減らしたいとか思ったんだけど…」
「だから俺は意味ねーって言ったんだ」
「最終的には影山も納得してたじゃんか!」
「んだとコラッ」
「ちょいちょいちょい、今喧嘩しないで」
「はっ!そーだった!辞めてほしくない!どうすれば辞めない?」
「いやだから、辞めないって」
「「は?」」
「何をどう聞き間違えたか知らないけど、別に辞めるつもりないよ」
「日向…影山…そこに座れぇ!!!!」
「「!?!?」」
あたしの背後には黙って話を聞いていた龍先輩と夕先輩が白目剥いて怒ってる。
めっちゃ怒ってる…。
2人の先輩から一通り説教を喰らっていた翔陽と飛雄。
一応終わったみたいで、夕先輩がこちらを向く。
「で、マネージャー辞めないのはわかったけど、バレーやりたい云々ってのは何だ?バレー好きってのは何となくわかるけどよぉ。」
「あ、あぁ…」
体のことを言うと変に気を遣わせそうな感じがするからしたくないんだけどなぁ。
下手な言い訳しか出てこず、仕方なく簡単に説明する。
「と、まぁ。めっちゃ病弱とかではないんですけどね。ガッツリやるのはちょっと的な感じで?でも部活とか教室入っちゃうと歯止め効かなくなりそうって思って、ボールすらまともに触らなかった訳です」
「そんで久々に触ってみたら面白くて1人こっそりと遊んでたのか」
「な、なんだぁ〜。てっきり選手側に行きたいのかと…」
「思いません!」
「ふっ、水臭いぞ鈴。この龍先輩が遊び相手になってやるぜ!!!」
「い、いやいや!まだ下手くそすぎて人とやるなんて」
「知ってるか鈴1人でバレーはできないんだぞ!」
「知ってるけど、ほんとに触るくらいで」
「いいから今からやるぞ!」