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【ハイキュー】幼馴染を応援しています

第5章 リベロとエース



「ほ、ほんとか!?念のため休憩をー…」
「ほ、ほんとに大丈夫です!ちょっと躱しきれなかっただけで…大したことは…顔面受け慣れてるし!」
「慣れんなよー…」
「あはは…は!?」

休憩を提案する大地先輩を何とか止めようとする翔陽にあきれて笑う孝史先輩。
その背後には、ゴゴゴ…、と音が出そうな暗いドス黒いオーラを纏って顰めっ面してる飛雄。
ガチ怒りだ。後頭部サーブの時の記憶が蘇る。

「…何ボケェーっとしてた…試合中に…」
「あ、う…あ〜…」

詰め寄る飛雄に、何か思い当たる節があるのか口ごもる翔陽。
やっぱり何か、考え事をしていたみたい。

「…俺は知ってるぞ」
「!?」
「エースはかっこいいけど自分の1番の武器が囮なんて地味でかっこわるい、自分に東峰さんみたいなタッパとかパワーがあればエースになれるのに」
「えっ」

ああ、一瞬変わったような表情の正体は羨ましいとか、嫉妬の顔だったのか。
飛雄はすごいなぁ、よく見てる。

「そ、そんなこと思ってない!…くも、ない…けど」

「エースがいるってわかってから、興味とか憧れの他に…嫉妬してたろ」
「!」
「試合中に余計なこと考えてんじゃねーよ」
「…羨ましくて…何が悪いんだ…。ともともでっかいお前になんか、絶対わかんないんだよ!」

図星を突かれた翔陽が声を荒げる。
身体的特徴は個人の努力ではどうにもならない。
あたしも中学にはいってからぐんぐん伸びていく身長に、早く止まってほしいと何度思ったことか。

「ちょ、ちょっとストップーーー」

「コラー、バレー部ー。そろそろ終了の時間だぞー」

用務員さんが入ってきた。
そろそろ戸締りの時間らしい。
しかし武田先生が何とか用務員さんを説得したので、ゲームは続行できそう。
翔陽の表情は曇ったまま、再スタート。

「あの。次コイツにトスあげるんで、全力でブロックしてください」

まるで挑発とも取れることを相手チームに言う飛雄。
宣戦布告…?ただの挑発…?
翔陽がさらにムッとした表情になる。
さっきまでパワーもタッパもないと、エースに嫉妬していると言い当てられたのだから、そこからさらに自分を潰そうとしてるのではないかと面白くない考えになるのは当然だと思う。


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