第2章 入…部?
「へぇー、本当に外でやってる」
少し先に行った蛍を追いかけると、蛍と2人の人影。
あれ?片方は日向?
「君らが初日から問題起こしたって言う1年?」
「げっ?Tシャツ??寒ぅ」
外で練習してる日向達にちょっかいをかけだした蛍。
えぇー、せっかく日向と仲良くなったのに、ここで行ったら蛍の仲間とかだと思われる?
でも日向のライバルって人もちょっと気になるなぁ…。
「やっほ」
蛍を見上げて警戒する日向に声をかける。
「!鈴!!!マネージャーになったのか!!??」
「いや、まだ仮入部!ちょっと様子見させてもらってる」
にっこり笑いかけるとまた顔が赤くなる日向。
そんな日向をジトーっと見つめる蛍の視線に気付いたのか、練習中に取られたボールを取り返そうとジャンプしはじめる日向。
「か、返せよ!!!」
「小学生は帰宅の時間じゃないのぉ?」
うわ、我が幼馴染ながら腹立つー。
何でそんな喧嘩腰なのこの子。
「誰なんだお前ら!!!」
明らかにキレてる日向の後ろにいる黒髪の子が喋り出した。
「入部予定の他の1年か」
ニヤリと笑う蛍。嫌な顔〜!
「お前、身長は」
「ツッキーは188センチあるんだぜぇ。もうすぐ190だ!」
いつもは癒し系の忠が珍しくいきっている。
やめなさい、君の身長の話じゃないでしょ。
ごちゃごちゃ話が進んでいる時。
「あはは!すごい自信!さすが王様!」
蛍がいきなり笑い出した。
こんな爆笑してる蛍、あんまり見たことない。
って言うかめちゃくちゃ煽ってる気がする。
「おい!その呼び名「あ、本当だ」ア"ァ"???」
「コート上の王様って呼ばれるとキレるって噂」
すごいじゃん。地雷原の上でタップダンス状態じゃん。
やけに突っかかるなぁ、今日の蛍。
なんかちょっと嫌な空気。
日向のライバル…影山、だっけ。
とりあえず顔は見れたし日向にそっとバイバイをしてそっとその場を離れる。
この空気は嫌い。
とりあえず校門で待っとこう。
機嫌の悪い蛍と合流して今度こそ帰路に着く。
「なんかやけに突っかかるじゃん。どうしたの?」
「だから校門で待ってろって言ったじゃん。イライラすんだよ。無駄に熱いやつって…。王様も、さっきのチビも」
「熱いのいいじゃん、あたし好きだよー?てかチビじゃなくて日向!」