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【KP】BL

第28章 【ズルい男】






「かいーーちゃんと、いいコしとった?」


昨日散々オレを啼かせた男が帰ってきた。
手に持っていた袋をぷらぷらと揺らしながら。


「のど飴、買おてきたよ♡
 あとな、マルカハニーも!」

「……レンのせいだもん」

「やからそれはごめんって!」


掛ふとんの隙間からじぃぃっと恨めしそうに
見てくる海人と目が合う…。


「確かに俺が悪い!それは認めるわ!!
 けどそれ、、海人のせいでもあるからな?」

「いっ?オレのせいでもあるって…何でぇ?」


眉をハの字に下げながら、ベッドに近づいてきて
腰を下ろした廉がオレの髪を愛おしそうに撫で
「やって、かわいすぎるやん」って困ったように笑う。


「うーー……なんか、ムズムズする!廉、ヘンッ!」

「変やないやろ!」

「だって、普段そんなことあんま言わないじゃん!
 いっつもオレのことからかってばっかなのに、
 今日の配信のときも可愛いって言ったり
 オレのクッションさわさわしてたり…」

「え…なに?まさかクッションに妬いてんの?笑
 海ちゃんかわいすぎるやん…」

「もーーまた言ったし!」


いつもみたいにおふざけモードかなって思ってたのに
熱を孕んだ目でジッとオレを見つめる廉と目が合って
ドキッとした。


「……俺ダメやもん。
 ハイトーンの海人…。
 我慢できんなる。」


大きく息を吐きながらぎゅーってオレのことを
抱きしめた廉はオレの好きな顔で
「…赦してな?」って言う。


オレがそんな廉のことを好きだって知ってて。


そしてきっと、そんなズルい男を
オレは今日も赦すんだろう。


「しょーがないなぁ」って笑いながら。




だけど、廉が我慢できなくなるの知ってて
染めてるオレも…きっと同罪。










Fin








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