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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第3章 任務と楽しい思い出




「あんのウスノロ…ッ!」


どんな金属よりも重いであろう体をした呪霊に


「寧々を傷つけやがって…!」


五条くんは身一つで飛びかかった。


「五条くん…っ!!!」


宙を疾走する五条くんを迎え撃つ無数の手。


その全てを打ち砕きながら撃墜させ、最も容易く本体の目前へと辿り着く。


数え切れないほどの手が地に落ち、重苦しい巨体は手を出すことができなかった。


「間接的とはいえ、寧々に触っていいのは俺だけなんだよっ!」


簡易領域を展開をした五条くんの声は私に聞こえなかった。


痛む足を押さえながら、その囲いで起きている物事を見守ることしかできない。


「五条…くん…!」


彼が負けるなんて考えづらい…けれど、怪我もなく元気な姿で帰ってきてほしい。


五条くんに怪我をしてほしくない。


「……あれ」


五条くんも私に対して似たようなことを言っていたような…。


「人としての優しさってだけ…よね?」


五条くんを想う時、足の痛みは和らぐ。


そのことには気付かなかったけど、再び五条くんが私の隣に帰ってきた時


「よかった…五条くん…っ」


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