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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第9章 番外編/濡れてないと…




「なっ…!?」


階段を登り始めた寧々が、体をギュンッと後ろに仰け反らせて、びっくりした顔を俺に向ける。


「な、なにを言ってるのよ、五条くん!」


木陰を揺らす風が寧々の髪をなびかせた。


それで驚いた顔はますます見やすくなって、口をあんぐりと開けて顔を真っ赤にする寧々。


日が落ち始めた鮮やかな夕焼けが寧々の頬まで染めている。


「どこまで変態なのよ…っ」


「今こうしてる間にもタッちまってんだよ。仕方ねーだろ。好きなんだからよ」


寧々が驚きながらも訝しげな目で俺を見ている。


俺の瞳…もとい六眼にはやっぱり吸引力があるようで、六眼を意味ありげに見つめている。


……すんげぇ凝視するじゃん、寧々。


ただ行きと明らかに違うのは、視線を僅かながらにずらして寧々が俺のモノをチラ見したこと。


「こんな感覚になるのは寧々といる時だけだよ。あ、照れた?照れてんの?寧々」


夕焼けよりも真っ赤に、夕焼けすらも置き去りにした寧々は耐えられなくなったのか、ふいっと顔を逸らした。


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