第4章 *File.4*(R18)
「飲む?」
「うん」
焦らされたり優しかったり激しかったりで、もう何度イカされたのか分からない。
直ぐに身体の弱点を見抜かれて、でも景光に触れられると、頭も心もおかしくなるぐらいにただ気持ちが良くて。
お陰で身体が重くて、ダルくて。
ずっと啼かされっ放しで、喉はカラカラ。
こんなに抱かれたことは一度もないから!
なのに、全然平気そうな景光は、ベッドの端に腰を掛けると軽々と裸のままの私を膝の上に乗せた。
「……」
今更だけど、めっちゃ近いし。
この距離感は何?
ペットボトルの口を開けると、スグ傍で喉仏が上下に動いて、鍛えられた景光の体内に水が浸透していく。
うっわ!
上半身は裸だから、お色気ムンムンが凄いんだけど!目に毒ですから!
「雪乃」
「うん?」
と、返事をするなり顎クイをされて唇が重なり、重なった唇の隙間から水が流れて込んで来た。
「!?」
何てことしてくれるの!?
予想外の行動に内心では驚きふためきながらも平常心、平常心と唱えて、零さないように水を飲み干す。
過去に一度も、こんなことされたことないから!
此処に来て初めて経験することばっかで、心臓に悪い。
恐くて聞けないけど、聞けるものなら是非一度聞いてみたい。
景光貴方、実は色恋沙汰の経験が豊富だったりするんですか??と。
「まだいる?」
「うん」
複雑な思いを感じていると、とんでもなく可愛い笑顔で訊ねられたから断れるはずもなく、何より身体がまだ水分を欲していたから、素直に頷いた。
「お腹空いた?」
「うん」
だって、夕食の時間はとっくに過ぎてるし。
「お風呂は?」
「入りたい」
数時間前に入ったけど、さすがにあれだけ抱かれたら、あちこちベタベタするし。
ってか、新婚の奥さんが、仕事から帰って来た旦那さんに訊ねるようなセリフなんだけど?
「いいお嫁さんになるの、楽しみにしてるから」
「ほえっ?」
「勿論オレの」
「!?」
何故?!
「顔に出てるよ」
「マジで?」
「うん、マジで」
「!」
「離さないよ」
黒い笑顔と共に、腰に回されてる腕の力が籠る。
「……」
「まだ返事を聞いてない」
「……」