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転生しちゃった元鬼殺隊士の救済録

第13章 里帰り





その日の晩。私が張り切って修行させた為に三人は疲労困憊でぐったりしており、一人で野宿生活をして来たサボもエースやルフィと一緒に抱え、アジトに帰路で狩った大型の猛獣を引きずって帰った。勿論、帰りを迎えてくれた山賊達とダダンさんはサボを見つけておったまげ、「何だいそのガキャア?!」と仰天しつつも全身が汗と泥だらけで疲弊中の三人を子分達が揃って介抱してくれる。そして三人はお風呂と晩御飯を手早く済ませた後、彼ら用の部屋に敷かれた布団に連れて行ったら気絶するように寝てしまった……


なので私はエース達が熟睡したのを見届け、静かに子供達の部屋を退室するとダダンさん達が寝酒を嗜むリビングへと足を運んだ。一応私は子供だから流石にお酒は飲めないけれど、海軍の任務の間に買っておいた山賊達へのお酒と自分用のコーラを持ち寄って。すると腕で抱えるサイズの酒樽一つと小脇にコーラの瓶を持った私がリビングに現れたのを目にし、山賊達に囲われていたダダンさんが厳つい眉根を一層顰めた




ダダン「……ケッ!こんな時間までガキが彷徨きやがって。さっさと寝ちまいな優等生!海兵が山賊と宜しくするもんじゃないよ!」

「あはははっ、優等生って一番似合いませんって!海兵の前に私は私、これでも海賊王の娘ですよ?そんな常識は正直、知ったこっちゃないですね」

「「」」

ドグラ「ちょっ、……エースは寝てるだに?!そんな言葉、起きてたら、」

「ぐっすりですよ」




しっしっと手を使って私を追っ払おうとするダダンさんだけど、私があまりにあっけらかんと言い訳するので皆があんぐり口を開けて呆然となった。その様子はまるで「忘れてました」と言いたそうで、けれどすぐにハッとしたらドグラが咎めてくるけどエースはぐっすり夢の中。そうと分かると一同はもう揃いも揃ってため息を吐いて脱力し、こじんまりで折り畳めるテーブルを出してダダンさんの前を空けてくれた


私がその席に座ると山賊の数人が酒樽を預かってくれて、皆のジョッキに注いで行くとまずは一口。全員が一気に飲み干していき、ぐびぐび喉を鳴らしてお酒を煽っていくと、ジョッキをテーブルや床にドンッと音を立てて置いながらプハーッと大きな一息……。そしてダダンさんが鋭い目つきで私を見て促してくるので、私もコーラの瓶を空けて一口でほんの少量を飲んだ
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