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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第13章 ハロウィンの花嫁


 私はいまだ術式のコントロールが下手くそなままだった。覚醒したのが遅かったからか、感情のブレで勝手に術式が発動しそうになる。
 
 悟は私の術式を制御すると呪術界に申し出て私を守ってくれたのだから、ちゃんと調整出来るようになりたいのに思うようにいかない。
 
 私の術式は周囲のありとあらゆる呪力を無限に奪い取り、蓄積した呪力を一気に発散して敵にダメージを与えるというものだった。

 呪力を奪い取るインプットは自分の愛、発散となるアウトプットは自分に向けられた愛が原動力となる。

 術式としては珍しい二人でひとつの完成形になるイメージの呪術で、愛情のバランスが釣り合わなかったり、片側通行だと作動しなかったり不安定になる。

 かつて私とママを襲った集団を壊滅した時は、ママを守りたい私と私を守りたいママの親子愛が一致して、胸の奥の炎のようなものに着火し、無意識に術式が発動した。

 術式が使えるようになって分かった。互いに思い合う結びつきが強ければ強いほど、負の感情も裏合わせとなって膨れ上がり、爆発的な力が出るのだと。

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