第17章 揺らぐ。
「侑君!これ、全部華ちゃんが買ってきてくれたんだよ!ゼリーとかジュース、ほら3個入りじゃないプリンもあるよ?」
明るい声でほらほら〜と袋からプリンを出して見せると侑君は目を輝かせた。
侑「マジ⁇食いたい!華、ありがとさん!」
華「あ、いえ…。」
「じゃあ残りは冷蔵庫に入れてくるね。侑君、水分もしっかり摂ってね。」
侑「ハイハイ。分かってます〜」
「華ちゃん、私お茶入れてくるからゆっくりしててね。」
華「・・ハイ。ありがとうございます。」
パタン、と静かにドアが閉まる。
侑「ともみちゃんてオカンみたいやろ?」
悪戯っ子のような顔をしながら小声で呟く侑に、華は少し戸惑うような笑みを浮かべる。
華「なんか、、原先輩の事、勝手にクールビューティなイメージ持ってたんですけど、全然違いました。」
侑「ははっ!何やクールビューティって。まぁでも俺かて最初は能面被ってんのかと思ってたけど。」
侑は口にスプーンを咥え、プリンの蓋を開けるとパクパクと美味しそうに食べ始めた。
そんな侑を華はじっと見つめる。
侑「ん?華も食うか?」
華「あっ、いえ!そんなつもりじゃ…」
ブンブンと首を横に振り、視線を逸らした。
その時、ふと壁に貼ってある1枚の写真が目に入った。