第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
ジャック『ハロウィン・タウンの音楽家たちだって特別さ。それはそれは優れた演奏家だよ。普段は路上で楽器を演奏して、町中に素敵な音楽を届けてくれるんだ』
セベク『大道芸ということか?茨の谷ではあまり見かけない光景だな』
アズール『そうなんですか?珊瑚の海ではよく演奏家に出会いますよ』
イデア『ストリートミュージシャンってやつ?珊瑚の海こわ〜。その点茨の谷は信頼できる。やっぱ明るい音楽とか皆無でトゲだらけの不毛の地だったりする?』
セベク『貴様は本当に失礼な男だな..大道芸人はいないが、谷中を周る吟遊詩人はいるぞ!』
『『ぎ、吟遊詩人!?』』
大昔の、それこそフィクションの世界にいそうな存在にアズールとイデアの驚きの声が響く
イデア『マ!?ゲームのジョブではなくリアルで!?』
スカリー『それは羨ましい。我輩の村には滅多にやって来ない貴重な存在です』
セベクの語った吟遊詩人の話は、茨の谷の音楽事情へと変わり、そして最後は結局マレウスの楽器の腕の素晴らしさへと行き着いた
アズール『セベクさんが詩や歌を語るとは思いませんでしたね』
スカリー『そうでしょうか。セベクさんは、ご自身も大変優れた詩人でいらっしゃいますよ。先程も朗々と、さんと共に心の深くにまで響く声で我輩の悩みを晴らしてくださいました!』
グリム『はとにかく、セベクは声でけーもんな』
セベク『今は鍛錬で手が回らないが、いつかはマレウス様を見習って僕も楽器を始めたいと思っているんだ』
スカリー『おお、それはいいですね。我輩もピアノを始めたいと思っておりました』
『ピアノ...アズさんはピアノできるよね。すごく上手』
アズール『それほどでもありません。少々覚えがあるだけですよ』
スカリー『なんと!優雅なアズールさんに実にお似合いです。ぜひご指南いただきたいものでございます。
イデアさんはいかがですか?』
イデア『打ち込み音楽一択っすわ』
スカリー『打ち込み?』
アズール『気にしないでください』