第13章 鳥籠の鳥 2 ❇︎ 【煉獄】
「うえっ⁉︎どうしました⁉︎西ノ宮さんも何ありました⁉︎」
そう言われて気付くと、私の目から涙が流れていた。
「う、ううん!大丈夫。
でも、他は仲良いの?身体を重ねるのが全てじゃないと思うわ。」
これは彼女へというより、自分に向けて言い聞かせている。
「他は問題ないんです。でも、求められないって、なんか女として見られてないような気がして。」
分かる。分かるよ。
「でもそうですよね!飽きたとか言われたら一発喰らわしてやろう!」
尾崎さんみたいな性格を羨ましいと思っている。
私は…飽きたなんて言われたら…。
尾崎さんと別れて帰宅しようと駅に向かう。