【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第21章 新生活
「それにしても…何度か来ているが、ノクトの部屋とは本当に全然雰囲気が違うな」
「やっぱりイグニスもそう思う? 面白いよね、同じ間取りなのに置いてるものが違うだけでこんなに変わって見えるなんて。
あ、そうだ何か飲む?
私一つ謝らなきゃいけないことがあって…去年のノクトお兄ちゃんの誕生日会でイグニスが紅茶用意してくれたのが嬉しかったから、今日は私がエボニーコーヒー淹れてあげたかったんだけど、どーしても豆のエボニー見つけられなかったの…ごめんね。
一応缶のエボニーと、私のお気に入りのアイスティー用意したんだけど、どっちが良い?」
「いや、グレイスが謝る必要なんて全くない。確かに豆で売っている店は限られているからな…わざわざ探してくれたのか。その気持ちが嬉しいよ、ありがとうグレイス。
折角だから、グレイスのお気に入りを飲ませてもらいたいな」
「どういたしまして。
うん、それじゃもし良かったら缶コーヒーお土産に持って帰って?
……はい、お待たせ」
カラン、と氷同士がぶつかる涼やかな音を響かせながらソファー前のテーブルに二つのグラスを置いていくと、興味深そうにイグニスの瞳がそれを捉えた。
「ん? これは…中にフルーツが入っているのか」
「そう、はちみつに漬けたブルーベリーやイチゴ、パイナップルを一緒に入れてるの。
見た目も綺麗だし、果物の甘味が溶けだしてとっても美味しいんだよ」
「ほぅ…紅茶と果物それぞれの色と香りが合わさった華やかなアイスティーだな。
ありがとう、いただくよ…あぁ、自然な甘みが広がってうまいな」
「ほんと? お口に合って良かった~。
ねぇねぇ、早速だけどイグニスが持ってきてくれたレシピブック、見ても良い?」