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夢幻泡影【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】

第49章 スビト・フォルテな衝撃【渋谷事変】



「伏黒――ッ! 詞織――ッ!」



 詞織が先導し、とあるビルの屋上に設置された大きな看板の上で虎杖を見つけた。

「おい」



「なっ! なっ! みっ! さあぁぁぁ――んッ!」



「おいって」

 伏黒が虎杖に声をかけるが、自分の声で聞こえないらしい。

「ユージ……」

 肩を叩こうと一歩 踏み出そうとすると、それより早く伏黒がツカツカと虎杖に近づき、パンッと後頭部を叩いた。

「伏黒! 詞織! 七海さん! ……と、誰?」

「七海サンの一番 弟子、猪野 琢真。七海サンからの推薦を勝ち取った、将来 有望な呪術師だ‼︎」

「七海さんの推薦⁉︎ スゲー‼︎」

 キリッとキメ顔をする猪野が、虎杖の反応に気をよくしたのか、「もっともっと」とジェスチャーをする。

 さっそく気が合ったらしい。本当にすごいな、虎杖のコミュ力は。

「話を進めましょう」

 伏黒と呆気に取られる中、七海が冷静に虎杖と猪野の話を遮った。

「メカ丸」

『あぁ、俺が説明すル』

 虎杖が左耳から片耳イヤホンのようなものを外して見せた。

 見覚えのある意匠――交流会で見た京都校二年の究極 メカ丸の顔の造作に似ている。

「メカ丸って……京都にいた内通者だろ。なんで一緒にいるんだ?」

「信用できない」

「待ってくれ! メカ丸は……」

 警戒する詞織と伏黒に七海が「二人とも」と諌めてきた。
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