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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





確かに‼︎

1人で恥ずかしい勘違いをしたと
手の甲で口元を隠した所へ、

「しかも、何だって?
キス『してくれない』ときた。
シテホシイって事でいいのか?」

ぎゃー!

「ちがう!」

即刻否定すると、
先生は意地悪そうな表情に変わった。

「違うのかぁ?素直になれば?
そしたらもしかして、
イイコトあるかもしれねぇぞ」

なに、その期待持たせるみたいな
ずるい言い方…

「……っ」

言いたくて、でも言えるわけがない。

だって誰が見てるかわからない。
準備室の戸も開きっぱなしだ。
美術室へ続くドアもだ。
それなのに…

なのに。

「…意地悪!したいに決まってるじゃん!」

あぁ、なんておバカな私…
そんな恥ずかしい事を言わされた私に対して、

「よし。マジで帰ろ!」

ポンと膝を打った先生。

なにそれ。全く意味がわからない……







その意味がわかったのは、
うちに着いて、玄関のドアを入った瞬間だった。

息もできないくらいの力で抱きしめられ
それだけで呼吸がままならないというのに
容赦ない口づけが私を襲って…
本気で抵抗しているけれど
まったく逃れることが出来ない。

「…っ、んん‼︎」

できる限り、頭を横に振るものの
それさえも抑え込まれ
私は先生からのキスをただ受けるだけだ。

靴さえ脱いでいないまま玄関スペースで、
無意識に後退りしていた私の背中が
トンと壁についた。

それ以上下がれないのをいい事に
先生は思い切り身体を押し付けて
私を閉じ込める。

真上を向いた状態のまま。
先生の手が首と顎を優しく掴む。
逸らすなと言われているようだった。

「っん、…ふ、」

息が苦しい。

自分を抑えきれないような先生のキスが
さっき与えられた、私の恐怖を忘れさせる。
貪るようなオトナのそれは
私の思考を奪って行って…
もし、壁に背中を預けていなかったら
多分とっくにその場に崩れ落ちていたと思う。

だけどさすがに、
慣れない事をされ続けると
私の身体もおかしくなってしまい、
押し付けられたはずの背中がずるずると
ひっかかりながら滑り落ちていった。


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