第95章 《閑話》とあるトップアイドルの息抜き?
おまけ
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百「—— はっ!オレは一体なにを…ぐっ、頭が…!ここ10分くらいの記憶が綺麗さっぱりなくなっている!」
万「こーら百くん。現実は、逃避することが出来ても変わってはくれないぞ?」
「そ、そうでした…
って、言うか、龍がエリちゃんの彼氏!?えぇ嘘でしょ一体いつから!?そんなのヤダヤダヤダ羨ましい!!オレも酔ったエリちゃん迎えに来て、同席者に彼女が迷惑かけてごめんとか謝って、あげく腰とか支えちゃって車の助手席乗っけて同じ家に帰ってイチャイチャしたいよーー!」
「そうそう。そうやって発散した方が幾分かマシだよ」
「あ、ユキは!?って、まだ固まってる!あぁ顔色がもうめちゃくちゃ悪いじゃん!大丈夫!?ねぇダーリンしっかりしてカムバーーック!!」
千「……あぁ…息…、忘れてた」
「生きることすら放棄してる!!ど、どうしましょうバンさん!このままじゃオレの大切なユキが死んじゃう!」
「うーん。どうしようって言われても…どうしようもないんじゃないかな」
「そんな!!
あぁもう!自分も失恋して辛くて悲しいのに、ユキが心配過ぎて感傷にすら浸れないよ!!」
「……龍之介くん…か。そうか…これはもう、あれだな。血で血を洗う大乱闘しか、道は残されていない」
「誰の血を誰の血で洗う気なのユキ!」
「はぁ。果てしなく戦闘力低いくせによく言う」
「うぅ…ユキが壊れちゃった…」
「こいつ、失恋なんかしたことないから。よっぽど耐性がないんだろうな。痛くて、苦しくて仕方ないんだろ。
はい。そんな千に、俺からどうしても伝えたい言葉があります」
「バ、バンさん…!」なんだかんだ言ってもやっぱりユキが大切なんですねっ!」
「自分をいらないって言った女の子のこと考えてる時間が愉快だから、まだ落ち込んでるんだよな?」
「バンさーーん!!あぁっ!ユキが白目剥いちゃってるじゃないですか!なんでトドメ刺したんですかー!」
「はは!大丈夫だって。時間が経てば黒目も戻ってくるよ。それよりほら、一緒に飲もう?
…あぁそれとも、失恋の傷を癒すには俺じゃ役者不足だったかな?」
「明後日の朝まで、お付き合い致します」
「うーん。ごめんね。そこまではいい、かな」